2015年12月2日水曜日

醜い矮小化・美化

最近は日本は侵略戦争ではなかった。欧米列強による植民地支配からのアジア諸国の開放のための戦争だったと日本の蛮行を矮小化、美化する書き込みが保守派論客だけでなく保守支持層からも出るようになってきた。

東南アジアや太平洋の島国の人が親日的な発言や行動をするたびに、
それをもって、
「もし侵略などしていたらこんなに親日的であるはずがない」

「よって太平洋戦争は侵略ではなかった。」
いきつくところ、
 「太平洋戦争は南方諸国を植民地支配から開放するための戦いだった」
果ては
「日本人は白人の植民地支配に立ち向かった唯一のアジア民族」
ってどこまで行くねん。

ちがうやろ。
 親兄弟や子供、友達、近所の人、同胞をたくさん殺されたのにもかかわらず、じっと堪えて、
「日本には戦争に反対の人もいる」
「我々(現地の人)に申し訳なく思っている人もいる」
「かれら(日本人)と手を取り合って一緒に未来を築いていこう」
と、ありえないほど寛容な気持ちをもって物を言ってくれ、行動してくれているんとちゃうか?
いつまでも12歳のこどものまんまでいる日本人と比べれば彼らのほうがよっぽど「大人」。

彼らの言う言葉や行いを引用して日本のやってきたことを歪曲して矮小化して美化するなんて彼らの広い気持ちに対する冒涜やで。いや、南方諸国の人・土地・歴史、全てに対する冒涜やで。









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